鍵屋の独り言
カギ屋の問題
2018-07-30
西日本新聞によりますと、鍵屋の料金についてトラブルが多発しているとの事。
いわゆる「ぼったくり」問題です。
確かに鍵屋のネット広告を見ると、ほとんどが「¥5000〜」などと曖昧なものが多く、電話での説明も
「鍵を見ないと明確な料金は分からない」と言われるそうです。全国対応は、どこから来るのかわかりません。出張料等かかります。
それで現場で「この鍵は難しいので10万円になります」と説明するのは、あまりにもお客様に対して誠意が無さ過ぎます。
よって「後からトラブルにならないような事前説明、料金の設定、作業手順」が必要になります。
ネット広告では最低の料金を掲示してあるようですが、
「¥5000〜」と言う事は、上限が限り無いと言う事ですので、当然10万円の場合もあり得ます。
次に「鍵を見ないと明確な料金は分からない」と言うのは確かにその通りです。
しかしプロなら、鍵を見なくてもおおよその料金は分かります。
更に、ある程度の鍵のメーカーやドアの形状を教えて頂ければ、料金は明確に算出できます。
もし現場の状況が分からない場合は、上限を説明します。
「最高に難しい作業で、一番高くても○○円を超える事はありません」てね。
電話の時点で、極力明確な料金をご説明します。現場到着後に、再度確定料金をお伝えします。
鍵屋の料金には明確な決まりは無いのです。
私のような個人商店を不審に思われる方は、日本ロックセキュリティー組合などに加盟した、自戒作用を持った鍵屋を利用するのが賢明でしょう。
いずれにせよ、お手数でも数社から見積もりを取って下さい。
あと、私の作業を真似して泥棒をしようと思うお客様がいるならば、どうぞご勝手にやって下さい。
私の技術を盗んで、お客様が泥棒になるか否かは、私は関知しません。
それより、私の作業を見る事で、自宅の鍵の弱点を知り、対策を取る方が、より犯罪抑止になります。
